産まれたての赤ちゃんは首がすわっておらず、抱っこするときやお風呂に入れるときなど頭をしっかりと支えていないと頭が落ちてしまいそうでヒヤヒヤしてしまいます。
首がふにゃふにゃ~。
では赤ちゃんの首がすわるのはいつ頃で、どのような状態になれば首がすわったと言えるのでしょうか?
目次
「首がすわる」とはどういう状態?
生後間もない赤ちゃんは首の筋肉がまだ発達しておらず、自分の頭を首で支えることができないため、頭がぐらぐらと揺れて、不安定でとても危ない状態です。目で対象物を追いかけてくるようになってからもこのような状態のため、自分の向きたい方向に首を動かすことができません。
生後1ヶ月を過ぎた頃から、赤ちゃんは日々の生活の中で、抱っこや話しかけ、日々のお世話などで色々な動きを繰り返すうちに体の筋肉が発達し、少しづつ首がすわってきます。最終的には、赤ちゃんが自分で頭の動きもコントールできるようになり自由に動かせる状態になります。この状態が首すわった状態となります。
頭ではなく、目で追いかけるうちは注意が必要
注意しなければならないのは、早く首がすわって欲しいあまり、縦抱っこやうつぶせの状態にして一定時間首がしっかり保てたら「首がすわった」と勘違いするのが多いことです。正しく首がすわった状態というは赤ちゃんが自らの意思で頭・首を動かすことができる状態のことで、目の前で動いている物に対し、目だけで追うだけのうちはまだ完全に首がすわっていないため注意が必要です。
首がすわるのはいつ頃から?
発達が早いと生後2か月頃から首がすわってくる赤ちゃんもいうようですが、一番多い時期は生後3か月~4か月です。
首がすわる時期は「生後2か月15%」「生後3か月50%」「生後4か月30%」といわれているので、約9割の赤ちゃんは生後4か月には首がすわってくるようです。
首がすわったことを確認する方法は?
赤ちゃんが首がすわったかどうかを確認する方法はいくつか存在します。どのような方法があるのでしょうか?
うつぶせに寝かせてみる
うつぶせに寝かせてみて、自分で頭を上げることができると、首の筋肉が発達してきているという証拠になります。しっかり首の筋肉が発達してくると持ち上げるだけではなく左右に頭を振る動きも出てきます。
仰向けにして両腕を持って引き起こす
仰向けに寝かせた赤ちゃんの両腕を持ち、そのまま腕を上に引き起こすように持ち上げます。体と一緒に首が持ち上がると首がすわってきている状態です。引き起こすときは勢いよく上げると危険ですので優しく持ち上げましょう。
縦抱きをしてみる
縦抱きをした状態で、赤ちゃんを少し自分の体から離してみます。その時に赤ちゃんの頭が重力に逆らい首を持ち上げることが出来ていると首がすわった状態となります。
首がすわると何が変わる?
首がすわるようになると使用するグッズや赤ちゃんとの接し方も少しずつ変わってきます。
ベビーカー
首がすわらないうちは水平な状態で横にできる「B型」と呼ばれるものを使用していましたが、首がすわるようになると「A型」と呼ばれるものを使用できるようになります。
抱っこの仕方
今までは横抱きがメインでしたが、首がすわると縦抱きができるようになります。ただし赤ちゃんが寝ているときは、頭が揺れないように胸にもたれさせてあげましょう。
抱っこひも
抱っこひもにも首すわり後でないと使えないものがあります。抱っこひもを持っていない場合、首がすわったらその機会に抱っこひもを購入してみるのも良いかもしれません。
まとめ
赤ちゃんの首すわりには個人差があります。周りと比べて「うちの赤ちゃんはまだ首がすわらない・・・」と思って焦らずに、温かく赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。
ただし、5か月を過ぎても首すわりの様子が見られない場合、頚椎に異常があったり病気の可能性もありますので病院で受診を行うようにしてください。