赤ちゃんとコミュニケーションが取れる「マザリーズ」って何?

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母親が赤ちゃんに話しかけるとき、「ちょっと今までと話し方違うな?」と思ったことはありませんでしょうか。優しく語りかけるようなこの話し方を「マザリーズ」と呼びます。

このマザリーズとはどういうもので、どのようか効果があるのでしょうか?

 

母親と赤ちゃん

 

 

マザリーズとは何?

 

マザリーズとは、母親が赤ちゃんや幼児に対して自然に出てくる優しく話しかける語りかけ方のことをいいます。マザリーズは英語ではmathereseと表記され、IDS(Infant-Directed speech)とも呼ばれており、日本語では「母親語」「幼児語」などと訳されます。

アメリカの言語学者「チャールズ・ファーガソン」が書いた論文から世間に周知され始めており、世界中の国や種族に関係なく見られる現象です。

マザリーズは自然に出ているものですので、実際に気付きにくいと思いますが、どのような特徴があるのでしょうか?

 

 

マザリーズの特徴は?

 

マザリーズには具体的に下記のような3つの特徴があるとされています。

  • 普段よりやや高めのピッチ
  • ゆっくりとなる速度
  • 大きく付く抑揚

大人と会話をする時より、「トーンが高くなり、話す速度がゆっくり、抑揚が激しくなる」という部分が大きく違い、同じ言葉と何度も繰り返すという特徴もあります。

赤ちゃんもこのマザリーズを本能的に理解しており、通常の話し方よりもマザリーズを聞いた時に敏感な反応を示しやすいです。

 

 

マザリーズの効果は?

 

マザリーズは意味なく使われるものではなく、赤ちゃんの成長するためにとって良い効果があるものなのです。

 

言葉が発達する

通常の話し方をするよりも、マザリーズによる話し方で語りかけた方が赤ちゃんの反応がよく注意をひきやすいため、赤ちゃんの脳の発達が活性化されることが分かっています。

マザリーズのゆっくりとしたテンポは赤ちゃんにとって聞き取りやすく、真似をしながら言葉の学習をしていくとされています。

 

「情動調律」の効果がある

情動調律とは、その場の状況を理解して相手の感情や言動に合わせて反応する行動のことをいいます。

言葉が分からない赤ちゃんでも、激しい抑揚がある言葉を聞くことで、その場の状況や相手の気持ちを理解できるようになり、赤ちゃんの感情を育み、大きくなった時の豊かな感情を醸成する土台にもなります。

 

「社会的学習」を助ける効果がある

社会的学習とは、社会の中で必要な行動を、他人の真似をしながら学習をすることです。マザリーズで赤ちゃんの気を引きつけて、一緒に物の名前を覚えたり行動したりすることで社会的学習を促すことが出来るのです。

 

 

マザリーズを使えない母親が増えている?

 

マザリーズをうまく使うことで、赤ちゃんの成長促進につながることが分かりましたが、ここ数年このマザリーズをうまく使えないお母さんが増えてきているそうです。

赤ちゃんへの声掛けが少なく、赤ちゃんにどう接したらいいのか分からない、赤ちゃんをどうあやしたらいいのか分からないと戸惑ってしまい、どこかぎこちない態度をとってしまう人が多いそうです。

インターネットやSNSなどで他人と直接会話をしなくても情報共有ができる現代では、コミュニケーション能力が低下しており、それがマザリーズにも影響しているとのことです。

 

 

まとめ

 

実はマザリーズはママだけのものではなく、パパからも発することが出来るということが分かっています。赤ちゃんにとって大切な意味を持つマザリーズをパパママでうまく使用して赤ちゃんが順調に成長できる手助けをしてあげましょう。

 

 

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