うちの赤ちゃんは生後2か月が過ぎましたが、産毛のような毛が生えているくらいで立派な髪の毛は一向に生えてくる気配がありません・・・。
2か月健診に行ったとき産まれた時期が同じくらいの他の赤ちゃんと見比べても大人顔負けのフッサフサの子も結構いて、こんなに違うものなの?と心配になったりします。
ということで今日は赤ちゃんの髪の毛について調べてみます。
赤ちゃんによって髪の毛の濃さが違う原因は?
産まれてすぐの髪の毛はフサフサで髪が濃い赤ちゃんもぜんぜん生えていない薄い赤ちゃんもみんな産まれて間もない赤ちゃんの髪の毛はしっかりとした髪に生え替わる前の産毛の状態です。
産まれたてで濃い赤ちゃんと薄い赤ちゃんがいるのは父親母親の遺伝もありますが、髪の毛が細い・太いという赤ちゃんの個性によっても見え方が変わるため心配はいりません。
全然生えてこないけど大丈夫?
産毛はとても細くて柔らかく、大人のようにぐんぐんと伸びていくわけではありません。赤ちゃんの場合は、生まれたときの髪の状態がずっと続くわけではなく産毛はいずれ生え替わるので、成長するに従って髪質や毛量が変化することもあります。
赤ちゃんの髪の毛は、1歳前後に産毛から少しずつ大人と同じような髪の毛へと生え替わることが多いです。成長するごとに髪質も変わり、3~4歳頃には髪質が安定してくるといわれています。
髪質が安定するまでは、生え替わる時期やスピード、生えてくる髪の濃い・薄いもそれぞれ違います。赤ちゃんによっては、それまでずっと薄毛で伸びなかった子が2歳を過ぎた頃から一気にフサフサになるようなこともあります。
髪の毛の伸びが悪いときは病気の可能性もある?
赤ちゃんの髪の伸び具合には遺伝や個性が大きく関係しているので過度の心配ありませんが、なかには病気の場合もあります。
乳児脂漏性湿疹
過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることにより、顔や頭皮にできる湿疹のことです。新生児期から生後3ヶ月頃によく見られます。皮脂で毛穴が詰まって雑菌が増殖し、湿疹を引き起こして抜け毛を招くことがあります。
乳児期後頭部脱毛
赤ちゃんの頃は寝返りもできずに仰向けで寝ていることが多いので、ただでさえ抜けやすい赤ちゃんの毛が少しの摩擦でも簡単に抜けてしまい、後頭部の毛が薄くなってしまうことがあります。
無毛症・乏毛症
無毛症・乏毛症とは、なんらかの原因で毛髪が生えてこない、もしくは少ししか生えないという病気です。頭髪が全くない場合もあれば、一部分のみが生えているという場合もあります。
生まれたばかりのときは髪の毛が生えていても、生後1〜2年前後で全て抜け落ち、その後全く生えてこなくなるというケースもあります。
原因は先天性の遺伝子異常によるものがほとんどで効果的な予防法・治療法が見つかっていない病気です。
まとめ
産まれてからしばらく薄毛だとしても、髪の毛が安定してくるのが2~3歳くらいなので過度の心配は不要ですが、しっかりと赤ちゃんの頭皮の状態を確認してあげてカサカサしていたり、ぶつぶつが出来ている場合などは病院で相談するとよいでしょう。