赤ちゃんがいつも同じ方向を向いてしまう「向き癖」とは?

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うちの赤ちゃんは今生後2か月を過ぎたところでまだ首も座っていないのですが、起きているときも寝ているときも常に右を向いています。

 

 

このように・・・。1分以上左を向いているところを見たことがありません。故意に左を向けてもすぐにクルッと右を向いてしまいます。

ずっと右を向いていて体に悪くないのかな?多少強制的にでも直した方が良いのかなと感じたので、今日は赤ちゃんの向き癖について調べてみました。

 

 

赤ちゃんがいつも頭の方向を同じ向きにする理由は?

 

赤ちゃんがいつも同じ方向に頭を向けていることを向き癖といいます。向き癖とは、特に首がすわっていない赤ちゃんが特定の方向にばかり首を向けて寝る癖のことです。赤ちゃんの多くは、胎内にいる時から向き癖がついており産まれてからも同じ向きを向きやすいです。

赤ちゃんは体に対して頭が重く、頭の骨がしっかりくっついておらず隙間があり柔らかい状態です。そのため長い間頭の向きが同じだと、下になった部分が平らになって、さらに向き癖が強くなってしまいます。

赤ちゃんの向き癖は、成長するにつれて形が整えられ自然に治まることがほとんどです。成長する脳にあわせて頭蓋骨もちょうどいい大きさになり、1~2歳頃までにほとんどわからなくなるので、それほど心配する必要はありません。

 

 

赤ちゃんの向き癖による悪影響は?

 

向き癖は自然に治ることが多いとはいえ、あまりにも向き癖が強い場合は、向きを直してあげることも大切です。向き癖を直さないと、頭と布団が触れている部分に頭の重みが集中し頭の形が変形してしまいます。

なかには「短頭」「長頭」「斜頭」といった、いわゆる絶壁頭のようになるケースも少なくありません。

 

<補足>

短頭:後頭部全体が平らになり、頭頂部が突き出した状態(後頭部が絶壁になる)

長頭:鼻から後頭部までの距離が長くなり、両耳がペシャッとなった状態(頭の幅が狭くなる)

斜頭:頭が斜めに成長し、頭の形が左右非対称に歪んだ状態(左右どちらかが平らになる)

 

通常は、脳の成長に合わせて頭蓋骨も適度に広がり、1歳頃には頭の形のいびつさが目立たなくなりますし、脳の発達への影響もありません。しかし、向き癖の期間が長ければ長いほど、頭の形に与える影響は大きくなる傾向があり、成長しても頭の形がいびつなままになってしまうこともあります。

 

また「筋性斜頚(きんせいしゃけい)」といって、新生児の片方の首にしこりができていて、しこりとは反対側をむきやすくなることもあります。生後3週間頃からしこりは小さくなり、1歳頃までには自然に治りますが、その間に頭の形が大きく変形しないよう対処してあげましょう。

 

 

向き癖を改善する方法は?

 

寝かせる向きを変えてみる

光や音などの刺激に反応して向きを変えてくれるのであれば、頭と足の位置を反対にして寝かせてみましょう。そうすることでいつもと逆側を向くようになるかもしれません。

 

バスタオルや枕で矯正する

いつも向いている方の背中に、丸めたバスタオルを入れて反対方向を向くようにしてあげましょう。また向き癖を防止するクッションや枕などもあります。そちらを使うのもおすすめになります。

 

 

 

 

 

 

うつぶせにする時間を増やす

赤ちゃんが起きている間、うつぶせにする時間を増やすことも向き癖の改善につながります。ただし柔らかい布団などの上だと埋もれて窒息してしまう可能性があるので、固いマットレスの上などでしっかり見守りながらうつぶせにしてあげましょう。

 

 

ごく稀に発生する病気

 

赤ちゃんに向き癖があると、股関節に「股関節開排制限 」がみられることがあります。これは、向いている方向と逆側の足の股関節の開きが悪い状態が生じてしまうものです。

この状態がみられると、股関節の脱臼を誘発することもあるとされていますがほとんどの赤ちゃんにはみられないものです。乳児健診で指摘されることも少ないので、あまり心配する必要はありません。

 

 

まとめ

 

赤ちゃんの向き癖に関しては、頭の形が変わってしまうことがあるので、できる限りいつも同じ向きで寝ることのないように工夫をして改善をしてあげましょう。

 

 

 

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