産まれて間もない赤ちゃんは体内時計ができていないため、短い睡眠を繰り返して一日の半分以上を寝て過ごしますが、パパママにとってはゆっくり睡眠をとれずに大変な時期ですね。
では、赤ちゃんの睡眠時間はいったいどのくらいが平均で長い時間眠るのには何か理由があるのでしょうか?
赤ちゃんの睡眠の平均時間はどれくらい?
赤ちゃんは毎日たくさん寝ていますが、いったい一日でどのくらい寝ているのでしょうか?こちらが赤ちゃんが一般的に必要と言われている睡眠時間数です。
- 生後0~1ヶ月:16~17時間
- 生後1~3ヶ月:14~15時間
- 生後3~6ヶ月:13~14時間
- 生後6~12ヶ月:11~13時間
- 生後1~3歳:11~12時間
寝て、起きて、ご飯食べて、出すもの出して、寝る!
赤ちゃんの特権ですね・・・。
赤ちゃんはなぜ睡眠時間が長いの?
「寝る子は育つ」とも言いますが、赤ちゃんの睡眠時間が長いことにはなにか理由があるのでしょうか?
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。睡眠中は脳の成長を促す成長ホルモンが分泌されており、特に眠り始めてから30分~1時間後位の深い眠りであるノンレム睡眠の時には多くの成長ホルモンが分泌されることが分かっています。赤ちゃんにとっても十分な睡眠時間を確保することは、心身ともに健康を維持していく上で、とても重要な事です。
生後0~3ヶ月の赤ちゃんはレム睡眠の割合が多いため、目を覚ましやすい状態にあります。できるだけ眠りやすい環境を作ってあげて、赤ちゃんの成長にとって大事な睡眠時間を与えてあげましょう。
赤ちゃんに生活サイクルを作ってあげる
赤ちゃんは母親のお腹の中にいた時は、自分の好きな時間に起きて自分の好きな時間に寝てというサイクルを約10ヶ月間続けていました。
赤ちゃんは生活していく中で、明るい時間が遊ぶ時間、暗い時間は寝る時間というのを学んでいきます。体内時計を整える大切な時期ですので、できる限り同じ時間に起きて、同じ時間に寝るように生活サイクルを作ってあげましょう。
母乳だと赤ちゃんが良く眠る!?
赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲んだ後に幸せそうな顔をしながら眠ってしまうことがあります。実は、母乳の中には睡眠に関係のあるメラトニンというホルモンが含まれています。
メラトニンは、睡眠のホルモンといわれるもので、覚醒と睡眠を交互に切り替え、自然な眠りを誘うホルモンです。このように母乳には快適な睡眠を誘うための成分も入っているのです。
まとめ
赤ちゃんの睡眠は成長を促すための大切な意味があることが分かりました。短い睡眠を繰り返すこの時期の赤ちゃんは、お世話パパママも大変な時期です。無理せずに家事を休みながら赤ちゃんが寝ている間に自分も睡眠をとるようにしてください。