母乳育児とミルク育児、正解はどっち?

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赤ちゃんを育てるときは、ミルクより母乳の方が良いと聞きますが具体的に母乳とミルクでは何が違うのでしょうか?

今日は母乳とミルクの特徴や様々な角度からの違いについて調べてみました。

 

 

母乳の特徴、メリット・デメリットは?

 

 

母乳の特徴

母乳には赤ちゃんが必要とする栄養がたくさん含まれています。代表的な成分は、タンパク質、脂肪、乳糖(ラクトース)、ミネラル、各種ビタミン等です。赤ちゃんは消化器官が未発達ですが、母乳に含まれる成分は赤ちゃんが栄養素を吸収しやすいような状態になっています。母乳は消化も良く、赤ちゃんのお腹の負担にならないので、欲しがるだけ飲ませることが出来ます。

 

母乳のメリット

アレルギーになりにくい

赤ちゃんに最初に与える初乳にはIgA抗体と呼ばれる成分が含まれており、この成分が含まれた母乳を飲むことで赤ちゃんのアレルギー症状を出にくくするとされています。

赤ちゃんとのふれあいが多い

母乳育児の場合、授乳する回数が多いため母乳を飲ませるたびにママと赤ちゃんのふれあいが多くなります。ふれあいを持つことで赤ちゃんが大きくなった時の豊かなコミュニケーション能力、感情の形成につながります。

乳幼児突然死症候群の予防ができる

乳幼児突然死症候群とは赤ちゃんが突然死してしまう病気です。原因はよくわかっていない病気ですが、母乳で育てることを推奨しているということは、ミルク育児より母乳育児の発生率が低いという報告からきています。

母体にも良い影響がある

母乳を赤ちゃんにあげることで、子宮収縮を促進させ、回復を早める効果があるとされています。また、がんや、骨粗しょう症の予防につながるとされています。赤ちゃんとのふれあいも多いことからマタニティーブルーになりにくく、無理なくダイエットしやすいといったメリットもあります。

家計・家事にもメリットがある

生後1か月の赤ちゃんの月間平均のミルク代は5千円ほどと言われています。ミルク代が発生しないことで家計にやさしく、また、外出時の荷物が少なくて済む、哺乳瓶の洗浄・消毒の手間がかからないなどのメリットがあります。

 

母乳のデメリット

母乳にはビタミンKが少ない

母乳にはビタミンKが少なく、ビタミンK欠乏性出血症にかかりやすいという危険があります。

飲む量が分かり辛い

母乳はミルクと違い、授乳する量が目に見えないため、量が分かり辛いというデメリットがあります。

母親の体や食事への不便がある

母乳育児をするママにとっては、薬やお酒を飲めない、食事に気を遣う、定期的に母乳を与えないといけないので赤ちゃんを預けられず母親自身の手が空かない、乳房のトラブルが起きることがある、外出先での授乳に気を使うなどといったデメリットが生じます。

 

 

ミルクのメリット・デメリットは?

 

ミルクのメリット

腹持ちがいい

母乳は消化が良いため、個人差はありますが1日に12回~15回ほど授乳をすることがあります。しかしミルクは腹持ちが良いため、約3時間おきに与えるため、授乳の手間が母乳に比べてかからずに済みます。

与える量が分かりやすい

ミルクは母乳とは違い量を計れるため、安定した量を与えられるという安心感があります。

母親への影響がある

母乳と違い、ミルクだと母親が薬・お酒を飲めたり、食事にも気を遣わなくてもよくなり、授乳が誰でもできるため母親への負担は少なくなります。

 

ミルクのデメリット

赤ちゃんの体調への影響がある

母乳のような免疫物質が含まれておらず、赤ちゃんが細菌やウイルスなどに侵される危険性が高まります。

家計・生活への影響がある

前述したとおり生後1か月の赤ちゃんの場合でミルク代が月平均5千円ほど発生してしまいます。また、ミルク以外にも、哺乳瓶や乳首などの準備が必要で家計への影響があります。

外へ出かけるときは授乳のためにミルクや哺乳瓶などを持っていかなくてはなく荷物がかさばってしまうということもデメリットになります。

母親の体への影響がある

母乳をあげていないと出産後の子宮収縮がスムーズに行われず、母親の体調が思い通りに回復しないことがあります。

 

 

結局、母乳とミルクはどちらが良いの?

 

 

これまでの説明の通り、母乳にもミルクにもそれぞれメリットとデメリットがあります。では一体どちらの方がより良いのでしょうか?

 

初乳は必ずとらせる

生後すぐはできるだけ初乳をとらせるようにしてください。初乳とは赤ちゃんにとって、病気を予防させたり、免疫をつけさせたりするのに必要なものです。ミルク育児を考えている場合でも、初乳は必ずとらせるようにしましょう。

 

母乳が出るかどうかは産まれるまで分からない

なるべく母乳で育てたいと思っている方でも、必ず母乳が出るとは限りません。出産前日まで母乳が出る気配が全くなかったのに、出産してすぐから急に母乳が出るようになるのも珍しいことではありません。母乳が出なかったりする場合には、ミルクを選ばざるをえないと思います。

 

どちらが良いという正解はない

ママがたとえ母乳育児を望んでいても、赤ちゃんによっては母乳よりもミルクを好む場合があります。その際は、混合育児を取り入れることも考えるとよいでしょう。

母乳育児はWHO(世界保健機関)でも推奨されており、栄養だけでなく母子の触れ合いという観点からもとても良いものです。しかし前述のとおり、すべてのママが潤沢に母乳が出るわけではありませんし、赤ちゃんが母乳を嫌がるケースもあります。母乳の出に関わらず、早期の仕事復帰などや卒乳のことを考えるとミルク育児を選択しなければいけないこともあります。

母乳のみ、母乳+ミルク、ミルクのみ、とパターンは色々とありますが、どれが正解でどれが不正解ということはありません。母乳の出具合やママの体調、家庭の環境など、また赤ちゃんの個性に応じてその状況に応じた選択をすることが正解と言えるでしょう。

現在の育児用のミルクは牛乳を主成分としていますが、母乳とほぼ変わらない成分を持っているものがたくさん開発されています。牛乳と母乳を比べたとき、母乳の方が含まれる成分が多い栄養素(炭水化物、ビタミンA、ナイアシン、ビタミンCなど)は、粉ミルクにも含まれているのです。

 

まとめ

 

生後6か月ほどで離乳食が始まり、1~2歳になる頃には授乳は終了します。

母乳とミルクでは栄養にも大きな違いが無く、どちらもメリットデメリットはあります。卒乳までの期間、どちらがいいのかと大きく悩むこと無く、授乳を楽しんで行うことがママにとっても赤ちゃんにとっても一番良いことなのかもしれませんね。

 

 

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